連載小説
AYAの食べ放題紀行
第四回 炭火焼肉 でん に行く
皆さんは覚えているでしょうか(忘れてると思うけど)、9月1日から10日まで焼肉屋さんの「でん」でなんと100%金券還元デーがあったことを。
そして、AYAは笠間在住のかすみまるさんと「でん笠間店」へ乗り込み、なんと1人12人前をたいらげたことを。
そのとき手にい入れた金券は5000円分。大きいです。有効期間は10月末まで。
ちなみに「でん」では毎月29日は「肉の日」として、普段2980円のいろどり食べ放題コースが、レギュラー食べ放題コースの1980円と同じ値段で食べられるんです。
2つの違いは主に、ホルモン、野菜、ごはんが食べられるかどうかの違いですが、AYAもかすみさんもホルモン嫌い(というか食べず嫌い)なので、9月の取材の際には
「ホルモンなんていらないよねー」
とお肉のみばくばく食べました。
そして、
「この金券は10月29日の肉の日にホルモンに挑戦だー」
ということにしました。
そして、約束の10月29日が近づいたある日、はっと気がつく。
「10月28日がA‘Sのオフ会で、しゃぶしゃぶ食べ放題じゃないかー!!」
ということを。
さすがに2日続けて食べ放題はまずいでしょう。胃にも悪そうだし、きっと体重計にもある意味負担がかかるはず。そういうわけで10/29のでんはおあずけになりました。
そんなある日、かすみさんが何かの用事で国道50号バイパスを車で走っていると、いいもの発見。なんと、「でん 水戸店」!!!いっそいで転回して、反対車線に入り、でんの駐車場へ。
しかし、まだ工事中。さぞがっくししたであろうかすみさん。
早速(?)AYAへ連絡。なぜなら、AYAは「でん」が一番好きな焼肉屋さんであったから。でも、でんは笠間など、県南地方にしかちらばってないんです。日立在住のAYAには遥か彼方な県南地方。。。
そんなところにしかなかった「でん」が水戸に!!小躍りして喜んでました。
「さいわい金券もあるし」
かすみさんの金券を狙ってたのはもちろん内緒。
OPENはいつなのかは知らないままだったけど、10月の末までにできなかったら笠間に行けばいいしね。さいわい金券もあるし…。
まだまだOPENしないだろうとのんびりかまえているAYAのところへ、かすみさんからの電話が
「でん、OPENしてた。」
なんと!いつの間に!!だまされた!!
「よし、じゃあ、今から行こう」
と動こうにも、かすみさんは学校。AYAはひま人、食べに行くにはなかなか厳しかったです。
なんだかんだとそそのかされたかすみさんは、ある日ついにAYAとともにでんの前へ。
「はやくはやく」
と言わんばかりのAYAを前にしてなんだかぐったりしてた?
小学校での子供の世話に加え、子供よりも厄介なAYAですものね。。。
「いらっしゃいませ!!こんばんわ!!」
と、どの声にも「!!」と二つずつは付きそうなほど元気の良い店員さんにびっくり。
なるほど、OPENしたてだけあって、従業員教育が行き届いている・・・。
ある人は赤、ある人は青、ある人は黄色のはではでな新品シャツ&バンダナを身につけてがんばってました。
席についてメニューをみるも、注文するのは決まっているんです。「レギュラー食べ放題」。ホルモンなんて無理して食べなくてもいいや、という
「おいしいと思うものだけいっぱい食べる」
この標語は食べ放題の基本でしょー。
「この5種類を2人前ずつおねがいします。」
かすみさんはここでも、相変わらずの注文の仕方(笑)。
いきなりの10人前の注文に一瞬店員さんがびっくりするも、AYAが注文するとしてもこんなものでしょう。こーゆーお客さんもいるってこと。今のうちに慣れておかないと。
カルビ、ロース、ハラミ、バラ、タンが計10人前運ばれてきて、食べる食べる食べる。
笠間取材のときにはタンがやわらかくておいしかったけど、今回は心なしか少し固め。でも、おいしーんですけどね。
そして、バラがすごくおいしかった!!薄いからすぐ焼けて、すぐ食べられるからたいそう気に入りました。
カルビ、ロース、ハラミは、正直言ってAYAにはあまり区別なし。とういか、わかりませんでしたよ(苦笑)。
なんとなくカルビ、とかね。おいしければいいのさ。
次の追加も
「10人前」
さすがにAYAもびっくりしたけど、
「かすみさん、相当おなかすいてるんだろうなー」
と思って気にせずばくばく食べていたら
「あっ」
とかすみさん。
「間違って10人前も頼んじゃった。。。」
気にしない気にしない。余裕で食べられますよ。
2皿目は結構つらかった。最近の焼肉屋さん取材のせいで
「焼き肉はあんまり好きじゃない、なぜなら食べ飽きた。」
もレベルに達してしまいそうなAYAは苦し紛れにいろいろな食べ方を開発し始める。
塩をふったり。
でんの塩はミネラル入りの健康そうな塩だったんです。
舐めてみるとたしかにNaCl(塩化ナトリウム、または赤いキャップの食卓塩)にはない深い味がする。
タンにはよく合いました。タン塩って言うくらいですから、タンには塩がいちばんおいしい食べ方なのかも。タン2回目ですから知らなかったんですよ。
ほかのお肉にもなかなか。お肉のジューシーさがつらくなってきた頃は塩のさっぱりさがとてもおいしい。
炭が燃えて、火力が心細くなってきたころ、店員さんが
「火ぃ、交換しますね」
のうれしいサービス。網も新しいのに変えてくれました。
AYAたちの察するに、この関西弁の店員さんは「でん」の幹部クラスなのでは?と
シャツの色は青。店内を見渡すと、自信に、満ち溢れている(?)人は青色シャツにバンダナ。
ちょっとおろおろしている人たちは黄色。思うに、水戸店の社員さん?
一番多くて若々しい(笑)人たちは赤色のバイトさん?
あくまでAYAの推測です。
なんとか20人前を平らげるとかすみさんの逆らえない一言
「記録更新しないとね」
絶句。
追追加は6人前。
前回の2人24人前を抜く、ぎりぎりの量。それ以上におなかがぎりぎりだったんですけど。
思うに、ほとんどかすみさんが食べてたよ。権利放棄してましたもん。
それなのに(笑)AYAのお皿には焼けたお肉がどんどん乗る…。
ノルマだ…。
食べましたよ。がんばって。
前回と同じように最初の注文の品が届いたとき、
「お食事がおわりましたらお出しください」
と「デザート券」をくれました。
サービスのような、もう終わりのサインのような??
でも、そんな深読みはやめて、デザートのソフトクリームをいただく。
コクがあっておいしいんだー。
大きいコップにキンキンに冷えたお冷もだしてくれて、たくさん飲んじゃった。
お会計をして、取材のための質問をする。
カラオケの有無、しゃぶしゃぶの可不可。
質問に答えてくれた店員さんはかすみさんに向かって言う。
「昨日も来られましたよねぇ」
実はいつオープンしたのかや、オープニングイベントの聞き込みを前日にしていたかすみさんをお店の方は覚えていたのです!!
すごい、プロ魂。
「でも、なんだか気恥ずかしいにゃぁー」
という顔をかすみさんはしていました。
レジの横には子供のためのプレイルームも完備!!たのしそうに子どもが遊んでいました。こーゆー設備って必要ですよね。
すっごい苦しいおなかを抱えてお店を出て
「おいしかったね」
の言葉のほかに
「いいところだったね」
の感想。OPENしたての最高のサービスがずっと続くことを祈って…。
2000年11月24日
執筆:AYA |